2017年3月26日 (日)

山陽の清流 錦川 ~少年と犬と川旅へ~ 後篇

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2日目の早朝 食事を済ませて必要のない道具を車に放り込み、ゴール地点の錦帯橋の駐車場に車を止めておく。橋の辺りをうろついていたら、新岩国行きの路線バスを逃してしまった。次のバスを待つよりも早く戻れるだろうと、近くの駅まで歩くことにした。川西駅までゆっくり歩いて15分ぐらい。

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ちょっとうっかりしていたせいで発着時刻のタイミングが悪く、回送作業に時間を取られてしまう。錦川鉄道でキャンプ地に戻り、結局10時に行波から川下りスタート。

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シングル艇のクルーソー460コックピットポッドに次男が乗り、アルピナ2-430に犬と荷物を載せる。いろんんな所を漕いで旅した、海と川の両エース艇の共演だ!コマルを見た地元のおじさんに「カヌー犬のガクがおるね」なんて言われ、笑顔で漕ぎだす。

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さっきのおじさんが云っていたが、錦川は鮎やウナギが増えているそうだ。今や天然のものだと高級食材で、うな丼が恋しい。

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次男はスイスイと進むカヤックを楽しんでいる。スウィングスター4pパドルも「漕ぎやすい、最高や」とベストチョイスのようだ。

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最後の沈下橋の手前で休憩。低い橋なのでスカウティングしにいく。

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「ここは流木で危ないワン」と犬が川を覗き込んで教えてくれた。

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沈下橋も無事に通過。

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順調に錦川を下るクルーソー460と犬とタンデムのアルピナ2-430。

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透き通る水の上を気持ち良く漕ぎ進む。

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そして日本三名橋の錦帯橋で14時にゴール。

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次男が乗って帰る新岩国16時32発の新幹線まで時間があるので服に着替えて観光。

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300円の通行料を払い、錦帯橋を渡ってみた。16時頃に次男を新岩国まで送り、錦川清流ツーリングは幕を閉じる。そして僕は次なるツーリングに向け、瀬戸内海へと車を走らせた。 おわり

 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

山陽の清流 錦川 ~少年と犬と川旅へ~ 前編

P3125655 最近したツーリングで一番楽しかったことを書こうかな。少年から青年へと成長していく息子を見ていると、父親ってのも悪くもないと思えてくる。

この3月に中学校を卒業する次男と、犬のコマルを連れて錦川に遊びに行った。地元の高校に進学することとなり、春休みなので「遊びに行くか?」と誘ってみたら来るという。当初の計画は新幹線で新岩国まで行き、駅の近くにある運送会社の営業所にあらかじめ送っておいた荷物をピックアップ、接続している錦川清流鉄道で上流に向かう計画。しかし、2人だと費用もかさむし、せっかくだから犬も連れて行きたいので車の移動に変更する。

 清流の川に、少年と犬とカヌーで黄金の組み合わせ。10数年前に仕事の帰りにワンデイショートツーリングに来て以来の錦川。今回はゆったりとキャンプツーリングで気分は盛り上がる。新岩国で明日帰る次男を降ろし、新幹線の切符を買っておく。俺は車で川を下見しながら上流に向かい、次男は錦川鉄道で予定スタート地点の南桑に移動する。先回りして入念に川をスカウティングした結果、上流は所々に多少危険な箇所があったので、南桑から行波まではタンデム艇で2人で下り、行波から錦帯橋までを一人乗り艇を追加導入する作戦にした。南桑でアルピナ2-430を組み立ていると汽車がやってきて、地元の中学生に混じって次男も降りてきた。川の向こうの駅から、細い吊り橋をみんなと渡って歩いてくる姿が何だか微笑ましい。

 根笠からでも下れる水量もあったけど、川原まで車が入れて商店もある便利な南桑から予定通りのスタート。

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スタートしてすぐに、上りの岩国行きの汽車が川沿いをゆっくり走っていく。

 

P3115505手を振ると、乗客達も喜んでいたようだった。関西だと保津川や木津川が川沿いをトロッコや汽動車が走っているけど、残念ながらこんなに清流じゃない。私見だけど錦川は、気田川や長良川や四万十川よりも水質が良い感じだ。それを証明するかどうかは分からないが、犬がバランスを崩して川に落ちたときの写真。

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P3115515 次男が犬を拾い上げてやると「綺麗な川だワン、でもまだ冷たいワン!寒いワン!ブルブル」と水飛沫を飛ばしながらコマルくんの感想。

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濡れた体はフリスビーで走らせ、自家発熱して乾燥させる。

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橋桁からみの危ない瀬をなんとか無事に通過して、ベースキャンプ地の行波の川原で上がる。服に着替えて汽車で車の回収に向かう。

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汽車が来るまで時間があったので集落を散策。神社で安全ツーリングの祈願をする。

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ローカル鉄道の旅も楽しいものだ。途中にある『清流の滝』や川の眺めが良い場所で徐行運転してくれて、乗客を喜ばせる。川下りの時にちょうど休憩していた場所だったりする。

P3115563 そして南桑に到着し、短い汽車の旅が終わる。

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地元の商店で買い出ししてから行波の川原でテントを張る。次男は今夜初めて一人用のテントで寝て、明日は初めて一人で流水でのカヤックだ。

 冷え込んできた夜、空には星がきらめく。焚火は燃え上がり、気持ちも体も熱くなった。僕は缶ビールで乾杯した。











2017年3月25日 (土)

川の住民 ヌーちゃん

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さて、3月末にここのブログが閉鎖になる。今まで拙い文章の当ブログを読んでくださった方に感謝してます。最後に溜まっているネタがあるので、どれか一つ漕行記を書こうと思います。瀬戸内海100kmのシビアな海旅、徳島の初日の出漕ぎ、山陽の広島と山口の海と川遠征記、東海道一の清流に再訪、琵琶湖東岸お城からお城へ、など忙しくて書けなかった漕行記。

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ちなみに写真は2月の淀川で、ヌートリアにバッタリ遭遇した時のもの。

2017年2月17日 (金)

穏やかな日々

今年から気分を変えてブログの引越しました。今までより簡素に書きたいと思います。

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2016年12月16日 (金)

漕ぎ抜けろ、明石海峡!

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 まだ書いてない漕行記を書こうか。

 瀬戸内海のジャイアントステップに繋げるには、この区間は関所のような場所だ。この区間とは、言わずと知れた明石海峡。潮流が強く、大型船舶や小型の漁船が頻繁に往来する日本で一番セワシナイ海峡だ。今年の1月に淡路島まで単独で横断したのだけど、今回はまだ漕いでいない区間にチャレンジする。調子の良い時に攻略するべく、ファルトザックを背負って始発の電車に乗り込んだ。約1時間後には、まだ夜も明けきらぬ須磨の浜で準備を始める。「陽が出てくる頃には漕ぎ出そう」と思っていたら犬の散歩にきていた若い女のコに話し掛けられて、ついつい長話して出遅れてしまう。いくら若い娘だからって、ワンちゃんを乗せてニャついてそんなに鼻の下を伸ばしちゃって、こんなんで明石海峡を漕ぎきれるのか?鼻肌?おかしく疑問だが、女のコとワンちゃんに手を振って見送ってもらいながら、とりあえず漕ぎだす。そうそう、先日、カヌーワールドの読者プレゼントで当選したライフジャケットを着用している。ストールクイスト・ディセントは浮力が高く、肩のストラップが動きに合わせて伸縮して漕ぎやすい。こんなにニヤついて、ふざけた漕ぎ手にはもったいないぐらいの本格派仕様のPFDなのであります。

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「漢は一人、単独行で挑むのだ」と呟くように自分に言い聞かせてはみたけど、どうにも締まりのない船出だ。ホントに大丈夫なのか?と不安を感じながら漕ぎ進む。嫌な予感は当たるもんで、だんだん波が高くなっていく。この日は大潮に向かう1日前の中潮で、潮流に合わせて計画していた。ここから引き返すと向かい潮で、もう困難な所まで来てしまっている。波の立ちにくいコース取りを探りながら、潮流に乗って進むことにした。

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波に揺られながら漕いでいくと、ちょうど都合良い防波堤があって、迷わず波の立たない内側に逃げ込んだ。
水路のような防波堤の内側は、潮の流れが速くて、あまり漕いでないのにグングン進む。「僕のフォワードストロークは最強じゃないの?」と甚だバカな勘違いするほどのスピードだ。突然の変んな訪問者と、その漕力に、釣り人達も驚いているようだ。でもラッキーゾーンはすぐに終わって再び波の中で上下に揺さぶられると、並み以下の漕力に戻ってしまった。そしていよいよ明石海峡大橋の下までくると、運よく波も鎮まり穏やかになってくれて助かった。

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世界一長い吊り橋の下には小魚の群れが泳いでいて、その上で興奮気味にここぞとばかりに撮りまくる。でも穏やかだったのはちょっとの間だけ。小豆島行のフェリーが橋を潜るのを見届けると大きい波に翻弄されて、這う這うの体で消波ブロックの内側に入って西舞子浜に逃げ込む。

Pb135311 波に揉まれた緊張感か?腕は疲れ、腰も痺れて満身創痍。「浜に上がって休憩だ」とひと息入れる。

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駅も近くにあるここで切り上げて帰ろうかとも思ったけど、まだ午前9時ぐらいだ。風が止むのを待つことにする。体を伸ばしてストレッチを施して、行動食と水分を補給する。腕への負担が大きいキネティック750から、軽い漕ぎ味のイーグルレイ240にパドルを交換した。30分ぐらいすると風も止んだので、消波ブロックの外に出る。11時まではまだ追い潮だ。漕ぎだすと、明石港からジェノバラインの岩屋行きの船が出てきた。

Pb135314 「また近いうちにお世話になりますね」と航路を空けてお行儀良く待った。淡路島に向かっていくジェノバラインを見とどけてから漕ぎ進む。

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1時間かけて船体布を乾かしながら、ゆっくり片付ける。昼過ぎに家に帰ると、今ごろ起きてきた家族みんなで昼食にした。「まだ散歩をしていないワン!」と犬が僕に苦情を云う。日曜日の午後、いつもの公園に犬と出掛けた。





2016年12月10日 (土)

メガネ ストラップ

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軽く淀川を漕いできた。寒いので、ちょつとした火遊び道具を持っていく。中州まで漕いでいき、アルコールバーナーで湯を沸かした。「父ちゃん、何をしてるワン?」と犬が覗き込む。

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インスタントの熱いコーヒーを飲みながら冬の空を見上げると、伊丹に着陸していく飛行機が、青い空を低空飛行で消えていく。おやつを食べて、フリスビーで犬と遊んだ。おやつがあるときと、ないときとでは犬のやる気度合いが大きく違う。今日はとても俊敏な動きで、フリスビーを咥えて走ってくる。誰に似たのか?元気でゲンキンなヤツだ。

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夕方、カヤックコウノトリに遊びに行く。店長さんと最近漕いだ所の情報や新製品などの話をした。お店は歳末セール中で、3000円以上お買い上げの方に今なら、メガネストラップをプレゼント(数に限りあり)してくれる。柄の細いメガネ用だけど掛ける部分の穴がゴムなので、ある程度なら伸びて広がり、太い柄のメガネでも入りました。メガネやサングラスの流失防止に嬉しいアイテムです。

2016年12月 3日 (土)

番外編 潮風の湖面と天竜浜名湖鉄道

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前回の書いたブログの修正をした。疲れと眠さの中で書いていたのだが、読み返してみると、あまりにも文章がだらしなかった。完璧主義者なら確認するまでアップしないだろうけど、そうでない僕は、書けたらすぐにアップする。ダメな癖だなと思いつつ、ついついENTERで終わらせてしまう。eoblogの閉鎖と共に、当ブログもシオドキかもしれないなぁ~。今回の浜名湖遠征は、天竜浜名湖鉄道が表題に書いてある。ランチを食べてもまだ昼だ。せっかく遠くまで来たのに、ただ漕いだだけで終わるようでは『真のファルト乗り』とは言えないのである。思いだしたが、あの有名なカヤック誌の何号か前の号に浜名湖のツーリングを掲載していた。オルカヤックの鉄道好きな女の子が連載している「漕ぎ鉄の旅」は面白くて毎回とても楽しみにしている。すっかり漕ぎ鉄おじさんになった僕も、同じ様にあの場所を見学しに行った。それで思ったのだけど、eoblogが閉鎖になったら雑誌に漕行記を投稿してみてもいいかもしれない。掲載されるかは分からないけど、それも面白い。

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浜名湖佐久米駅を12時50分発の便に乗る。汽車が来ると、ゆりかもめ達が湖に飛び立ち、白い羽が空を舞う。何回見ても良いもんだ。

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ローカル鉄道ののんびりした時間がながれて、車窓から見えるのどかな景色を楽しむ。折り畳みカヤックをやり始めた頃から、鉄道が好きになった。みかん畑と山里の緑、澄んだ空気と水辺の風景が心に染み入る。日本にはこんなに良い場所がまだまだ残されている。

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天竜川を汽車が渡る。10年ぐらい前に漕いだ川を見ると、不思議と昔の恋人と再会したような気持ちになる。天竜川の支流に気田川という清流があって、その川を下って天竜川まで漕ぎ出ると、とてつもない大河に思えたものだ。残念ながら途中でダムがあり、上がる場所を探して苦労した。ダムの下から国道1号線まで下ったこともあるけど、川原が広くて街まで歩くのが大変だった。そんな苦労したことも今では楽しい思い出だ。気田川にもまた行きたいと思う。

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目的地の天竜二俣駅に着いた。駅舎は国登録有形文化財だ。ここで開催される鉄道見学ツアーに参加。普段は立ち入り禁止のエリアに案内されて入っていくと、もうそこは、国登録有形文化財の宝庫なんであります。

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今現在も事務所として大切に使われている古い建物自体が、文化財として登録されているそうだ。その奥には現役で活躍している転車台と扇形車庫がある。

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もちろん、この施設自体が国登録有形文化財なのである。浜天線の車両は、ここの転車台で向きを変えて点検整備庫に入る。狭い敷地を有効活用するのに、この回転台が台回転?の台活躍??してくれているそうです。歴史ある施設や建物を大切に使うのが、天浜鉄道マンの誇りだとのことです。

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鉄道歴史館の中は実際に去年まで使われていた機械や、国鉄時代の道具やら、年季の入った物が多く展示されていた。充実の見学ツアーは終わり、駅の近くのクロネコさんで大きい荷物のファルトザックを預けて身軽になる。そしてすかさず売店に行き、お土産と駅弁を買った。

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「浜天線転車台ようかん」の遊び心が愉しい。4つの汽車が扇形車庫と同じ様に箱に入っていて、箱を開くと味が3種類あり、小豆が2本、抹茶1本、梅1本のようかん車両が転車台から出てくるみたいでなんとも愉快。旬の地元食材を詰め込んだ駅弁は、彩と季節感を、視覚と味覚と匂いで堪能。

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いい漕ぎ鉄の旅でした。











2016年11月28日 (月)

潮風の湖面と天竜浜名湖鉄道 後編

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朝の陽に照らされてた湖面が輝き、静けさのなかをカヤックは滑らかに進む。静寂と朝霧に包まれた水面に浮かべて、そっと入り込むと、手漕ぎの小舟が自然の中で一体になるような感じ。この感覚は音のでるエンジン付きの船では感じとれないと思う。

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前回が浜名湖の西岸を漕いだので東岸沿いに南下していく。潮に合わせて海に向かうのだ。東名高速道路の橋を走る大きなトラックのエンジン音が聞こえてきた。「静かに水の上を進む、小さなカヤックとは対照的だな」と思いながら東岸に渡った。浜名湖には狭い水路で繋がっている箇所がいくつかあって、ここもその一つ。狭い水路を漕ぎ入ると、観覧車やロープウェイなどがある観光地で高級そうなホテルが建ち並んでいた。近くに動物園もあるようで、レジャー施設が集まっている。

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東岸沿いを南下していく。水深は意外と浅く、湖底は砂が堆積している。もしかすると干潮の時は底を擦るかもしれない。海藻が多く、魚影も濃いようだ。岸はコンクリートで護岸されていて、さっきのホテルの裏手にあった砂浜を過ぎると味気の無い景色がつづいた。途中の水路からは、漁に向かう船が3、4隻ぐらい出てきた。岸の途切れた端っこの浜で休憩にする。ここから先はモロに潮の流れが影響するようなので気を引き締める。

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複雑に流れる潮流に悩まされながら漕いでいると、目の前で、東海道新幹線が上り線を走り抜けた。さっきまでのモヤッとした気分が一気に吹っ飛んで、気持ちのテンションも、上り線を突っ走って漕ぐ気が盛り上がる。

 もっと近くで、その雄姿を見たい。接近を試みる。しかし船が多くて、潮流もあり、迂闊に近寄れない。ボートに注意しながら少ないチャンスを待った。行き交うボートの途切れた隙を突いて漕ぎ進む。

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下りの東海道新幹線が浜名湖の新居宿を、疾風のごとく風圧をぶっ放って、もの凄いスピードで通過する。低く架かる橋上を突っ走るので、ここから見ると圧巻の迫力だ。今も昔も東海道は、日本の大動脈なのである。狭い範囲に橋が5本並んで架かっていて、人と車と電車と新幹線が忙しく行き交う。その下の水路も多くの漁船が行き交い、激しく複雑に潮流が脈打つように流れている。まさに大動脈だ。

 浜名湖を渡る新幹線をカメラに撮れて満足したが、ここから脱出するのに難儀する。潮が速すぎるのだ。本来ならば追い潮の頃合いと思っていたのに、向かい潮が川のように流れいてた。橋脚のエディーに入りながら、フェリーグライドで弁天島に漕ぎ渡るとしよう。しかし途中までは上手くいったのだけど、逆に強いバックウォシュで橋脚の根本の土台に引き込まれそうになった。「このままではヤバイ!」瞬時の判断で舳先を潮の流れにあてて橋脚から離れた。「冷や汗をかかされたぜ。こうなったら作戦変更だ」

 よく見ると、5本並んでいる橋の橋脚の間隔が少しずれがあるのに気づいた。そのせいか、場所によって流れに強弱がある。弱点を突くのだ!

 一番緩い流れの橋脚と橋脚の間から、力技で漕ぎ進む。渾身の力を込めて漕ぎ、ようやく激潮区間を切り抜けた。

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ここまで来て、やっと振り返ってみた。手こずった並列5連橋の激潮橋脚区間の水路もサヨナラだ。

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潮風も心地よく、鼻歌を歌いながら午前10時過ぎ頃に弁天島でゴールした。3時間ちょっとのフォールディングカヤック浜名湖ツーリング。

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浜名湖に建ている鳥居の向こう側の、国道1号バイパスの橋が海との境い目になる。遠州灘は長いのだ。今回の浜名湖遠征記は番外編へとつづき、長いのだ。書く暇あるかなぁ~?と思いながらも、ここで終わると表題の天竜浜名湖鉄道が出てこないじゃないか。とりあえずは撤収終了して、ザックを背負ってJR弁天島駅に向かう。

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この駅からは新幹線に乗れないので、豊橋行きの各駅停車に乗った。

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そして新所原駅で乗り換えて、ローカル鉄道の天浜線へ。

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この駅の名物は、なんといっても鰻丼だ。鰻の口になって今回の浜名湖のツーリング計画したのだ。漕いで腹を空かし、電車にまで乗り継いで、ようやくやって来たのに、お店は駅の工事の為、臨時休業中だった・・・。非常に、非情に、とっても残念だ。

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でも大人な僕は、冷静を装い汽車に乗る。そして別の鰻丼のお店に向かった。

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浜名湖佐久米駅で降りて、駅前の鰻丼のお店に行こうとしたら、お昼時で外まで客が並んでいる。

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それならばと、前回もお世話になった駅の喫茶店「かとれあ」で日替わりランチ。ゆっくりくとつろいでから近くを散策すると、無人販売の棚があって、地元の特産物が置いてあった。

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300円で10個ぐらい入った三ヶ日みかん。瑞々しく甘い、季節の味がした。家に帰ったら、おこたみかんやなぁ~。(こたつでみかんを食べること)







2016年11月19日 (土)

潮風の湖面と天竜浜名湖鉄道 前編

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久し振りに浜名湖へ。風の強い予報だったけど、風裏になる場所なのか?早朝の穏やかな湖面をカヤックで漕ぎだす。

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この調子なら南下して弁天島か、猪鼻湖に入り三ヶ日にでも行こうと思いながら漕ぎ進む。西岸沿いのリゾート地の辺りまで来ると、湖水も綺麗で青く澄んでいた。

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気持ち良く漕いでいたけど、大崎を越えると状況は一変して風が湖面を吹き抜けている。

Pb035181 「やっぱり今まで風裏にいたんだな」と気づいて、弁天島に行くのは止める。それならばと、三ヶ日を目指して猪鼻湖の入口に向かった。

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しかし、浜名湖で唯一の無人島、礫島の手前で強風に煽られ、堪らず退避の上陸休憩。湖沿いの遊歩道を歩いて、この先の様子を見に行ってみた。すると、ウォーキングしているお婆さんがいたので、三ヶ日駅はどの辺りかと、歩いてどれぐらいの時間がかかるのかを聞いてみた。

「1時間ぐらいかしらねぇ~、あそこが猪鼻湖で、その向こうが三ヶ日駅ですよ」

「そうですか、ありがとうございます。この風ではカヤックじゃ無理みたいです」と判断する。風裏のエリアに引き返すことにした。しかし、こちら側にも途中でだんだん風が吹き出して慌てて戻ることになった。

Pb035197 ようやく安全地帯まで戻れてひと息入れる。すると汽車の近づいてくる音がしてきた。

冬の訪れと共に、渡り鳥のゆりかもめ達が浜名湖佐久米駅にやってきた。そして、ごくたまに、風に吹かれてカヤッカーもやってくるみたいです。

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駅舎に入ると、ゆりかもめがホームでお出迎えしてくれました。お腹も空いてきたので、駅にある喫茶店に入って、400円のモーニングセットを食べた。

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ほっこり気分になれたので、今日は良しとしよう。



2016年11月13日 (日)

新しいパドル

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さらっと書けそうな事からいきましょう。4分割パドルをカヤックコウノトリさんで購入した。スウィングスターという新しいデザインのパドルだ。お試漕ぎ用の品物だったけど、一目惚れでついつい衝動買い。これだとファルトザックに入るしね!

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4分割用のパドルバッグを、店長さんのサービスで付けて貰えました。嬉しいし、早くこれで漕ぎに行きたい。

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小丸

山、川、湖、海、の自然が好きな人力移動な野郎です。  いつも心に清流を想う.

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